BeBeちゃんの憂鬱

これは神様からのギフトなんかじゃない・・・。

aloha

昨日は久しぶりに仕事終わりにショッピングを楽しみました。

最近気持ち悪いほど物欲が低下していたので、気分転換にパジャマを購入しようと思い、アバクロへ行きました。可愛いPJを見つけて4月のハワイ用に夏物のトップスも購入、最近の寒さ対策に羽織ものも購入しました。

そのほかにも、ダンスレッスン用のレギンスなどを数枚購入すると、なんとなく嬉しい気持ちになりました。最近神経を使う案件が立て続いていて、いつもピリピリしていたので、束の間のこんな時間がとても嬉しく感じられます。

買い物を終えて、夕飯を食べようと西日本ではメジャーな『浜勝』というトンカツのお店に入ると、4人がけのテーブルが二つ並んでいる所に案内されました。隣は主婦4人組・・・その隣で、一人で夕飯を食べる友達の居ない気の毒な主婦という設定のあたくし。

一人で夕飯を食べているので、必然的に隣の主婦の会話は入ってくるのですが・・・昨日の主婦の会話は、ここ数ヶ月の中でもトップクラスの興味深ささでした・・・。

主婦4人組の中の一人のお子さんが、『特別に優れている』というお話だったのですが、私はてっきり、勉強ができるという『優れている』だと思っていたのですが、話を聞くと、ちょっと違ってて・・・つまり・・・私と似たような体質というか・・・要するに、視えたらアカンものが視えるという、厄介な体質。

先日も、『亡くなったジイジが居る!』と、夜中に大泣きしたり、友達の家に遊びに行っていて、おじちゃん(友達のパパ)の後ろに、女の人が見える!と言い放ったらしく・・・その女の人の着ている洋服の色まで正確に話すらしい、薄いピンクのお洋服で頭に小さな帽子をかぶっている・・・病院の人みたい!!(そう・・・お父さんはお医者様、そのお衣装は看護師さんかな。)あまりに的確な描写で、うちの病院で亡くなった看護師さんはいないのに・・・と、お友達のお母さんから気持ち悪がられる始末。

私思うに、おじちゃんの後ろの女の人は生き霊で、おじちゃんの浮気相手だと思うねん・・・。とか、言えない・・・。

そのお母さんは、子供が幽霊視えている事を、まるで自慢話のように大声で話しているが、見るからに残りの3名は引いている。

案の定、お母さんがトイレに立った途端、堰を切ったように残された3人がこそこそ話し始めた・・・って、私には丸聞こえだが・・・。

明らかに、その子の悪口と、それを自慢げにしゃべくり倒す母親への反感丸出しの会話・・・。

『幽霊見えるとか気持ち悪か〜っ!!!』

『本当に見えるとかいなね?単に親の気を引きたいだけの嘘なんやないと?』

『人から構って欲しいけん、そういう嘘言う子おるよね』

『〇〇ちゃん同じクラスやん?正直こういう子と遊ばせられんよね・・・気持ち悪いし迷惑やしね。』

『てか、そんな気持ち悪い事ば、平気で言いふらす〇〇ちゃんママの神経疑うやろ〜。おかしいと思わんちゃろうかね?』

『てか、自慢なんやない?うちの子幽霊見えます!!みたいな〜!!(笑)』

どっか〜ん!!と笑い声が響く・・・隣で私も薄ら笑い。

オール福岡弁でお届けしたが・・・これは母親達の当然の反応だろう・・・。我が子が幽霊が視えているなんて、基地外もビックリな内容を、まるで我が子自慢のようにしゃべくり倒す、母親・・・。

この母親のせいで、子供はこの先学校でも社会でも『嘘つき』と陰口を叩かれ続けるのだよ・・・。子供の頃の噂というのは消えない・・・誰かが覚えていて、語り継いで行くから絶対に消えない。

問題の母親が、席についた・・・。

意地悪そうな母親がまた幽霊の話に振る・・・『もう、そのくらいで辞めといてやれよ・・・。』と私は心の中で思うのだが、双方引くわけもなく・・・また子供が幽霊が見える話をし始めた・・。

そして最後の決め台詞には、さすがのあたくしも口からトンカツを落とすほどの衝撃を受けた・・・。(てかマジで落ちたもんね・・・トンカツ)

『うちの子の特別な力はね!神様からのギフトなんよ〜!!!』

このバカ親・・・。(失礼・・・)

 

この『ギフト』の言葉の後、明らかに残りの主婦3人の顔色が変わって・・・この母親を、思いっきり小馬鹿にした態度になったのは言うまでもない・・・。

『そうよね〜!神様のギフトよね〜!!』『大きくなったら宗教とかの教祖様とかなるっちゃない?』『特別な才能やけんすごか〜っ!!』『天才肌なんやね〜』(どんな肌やねん・・・雑いわ・・・。)

お尻の痒くなるような雑な言葉を並べて、無知な母親を喜ばせ薄ら笑っている・・・。

この時、私は自分の母親の教育に感謝した・・・。母の名言『何を見ても何を聞いても・・・それを口に出してはいけません、絶対に人に話してはなりません、見て見ぬ振りしておきなさい。』

母親のこの警告があったからこそ、私は普通の暮らしが出来たと思っています。

人が視えていないものは当然『視えていてはいけないもの』。

そんな当たり前のことを、きちんと子供に教えられない母親・・・まるで自慢話のように、子供の異端な能力をペラペラをしゃべくり倒す母親・・・。

このおバカな母親の子供に・・・強烈ないじめに耐えられるだけの強靭なメンタルが備わっていますように・・・同じ環境の私にはこの子供が哀れでならなかったのです。

もし、このブログを見ていらっしゃる方のお子さんで、やはりちょっと先天的におかしいなと感じる事がある・・・と心当たりのあるお母さんがいらしたら、どうかその子の能力を否定しないであげてください。

ただし、何を見ても何を聞いても、絶対に人に言ってはいけない・・・と、教えてあげてください。

話は逸れますが、タレントのGENKINGさんが、女性になった事をブログで告白していらっしゃいましたね・・・。彼女の抱えた苦しみが、私には何となくわかるんですよ・・・人とは明らかに違うのに、何となく周りの人に合わせてとりあえず上手いことやっておかないといけないと言う・・・強迫観念。

子供の頃の不可解なお話は、本が一冊かけるほどあるのですが(苦笑)見たもの、聴こえたものを、口にして良いものか?悪いものか?区別するのは大人になった今でも、時々間違えてしまうことがあるくらい難しいのですが、視えたものをうっかり口にすると、場合によっては『すごい〜!!』とか言ってもらえるのかもしれませんが、そんなもの嘘に決まっています。

視えてはいけないものが視えても、口にしない・・・それがマナーです。お子さんの、能力を個性として受け入れる事は素晴らしいのですが、必ず迫害されることがあるのです・・・。

視える事は決して『ギフト』ではありません。

ギフトというのは、こういう物を言います・・・ハイ。

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