BeBeちゃんの憂鬱

ベストを尽くせば結果がどうあれ悔いはない

aloha

GW始まりましたね・・・。学生時代は、この時期は連日サーキットやイベントのお仕事で稼ぎ時だったので、GWというものを楽しむ暇はありませんでした。

思い返すと、10代からモデルのお仕事を始め、18歳でラジオの深夜番組のレギュラーを持ち、タレントのお仕事も兼任し、そこから29歳の寿引退まで私はいつも仕事に追われていた記憶しかありません。

夫のピンチで30歳半ばにして、専業主婦を辞め全く違う畑に転職し(笑)そこからはまた怒涛の日々でした・・・。

私は、学生時代に親の教育方針で現金を一切持たせて貰えませんでした。

昨夜、姉の彩と美味しいお食事処で夕飯ミーティングをしていたのですが、そこにふらりと立ち寄った高校生の二人組が、さっと食事を注文しあっという間にお代わりをして間食・・・支払い数千円を当たり前のように済ませて、颯爽と店を出て行った姿を見て・・・自分の学生時代をふり返り、私たち姉妹は本当にお金のない女子だったよね・・・と、頷きあったのでございます。

下校時、皆が必ず寄り道するファーストフードのお店・・・私はお金を持っていなかったので、当然お友達とお茶が出来ず、いつも真っ直ぐ帰宅するしかありませんでした。

お金がないと・・・当然、イジメに繋がるわけで・・・。

当時、学校には内緒でモデルのお仕事をしていた私は、体重を絞っていたせいもあったのでしょうが、かなり痩せていたので、帰宅時に皆とお茶に行けない事をネタにされ、”貧乏”とか”ド貧民ブス”とか”骸骨”とか言われて、辛い記憶しかありません。

18歳の時、掲載された某男性誌のグラビア写真が、悪意のある同級生に学校側にタレ込まれた事で、見事に無期停学・・・。

学校側の取り調べ中に、ある男性教師からセクハラまがいの事をされ、運よくそれを目撃した別の教師に助けられ事なきを得たけれど、次はその教師からセクハラを受け続け、我慢の末高校を卒業・・・黒い歴史しかない高校時代・・・。

いつもお金を持っていなかった私は、常に文無しがトラウマだったのでしょう・・・短大に進学すると、ひたすら仕事に明け暮れました・・・。

そこから結婚まで、とにかく働きありがたいことに、専業主婦という無敵の冠をかぶったのも束の間・・・専業主婦というものは、実は沢山の条件が揃っていなければ成り立たない職業だという事を学びました。

専業主婦の条件は、確実にそこそこの収入を持ってくる旦那がいる事。

そのほかにも、正直色々必要です。旦那が絶対に仕事を辞めない、クビにならない、転職などで収入を落とすことがあってはならない、健康な体でひたすら働く、浮気をしない(他の女性に乗り換えられない)お小遣い制度に文句を言わない・・・旦那が鬱にならない・・・その他にも色々あります。

専業主婦を続けて行くには、実はかなりの条件が揃い、それが継続されていないと不可能です。

何かの記事で、社長夫人ではなく社長を目指せ!というものを目にした記憶がありますが・・・会社経営者も一瞬先は闇の時代ですから・・・夫の収入が絶対あるとは限りません。そうであれば、玉の輿を目指すよりも自らで収入を得られる方が、余程安心して生きていけます。

先日、知人からこんな相談がありました。

「旦那から、浮気相手に子供が出来たので、彼女と結婚したいから、別れてほしいと言われた。」

こちらにも子供がいる事と、彼女は結婚以来一度も働いた事がないので、今更働けない・・・離婚は絶対したくないので、裁判費用を貸して欲しいという相談でした。

少し話を聞くと、彼女は結婚以来あまり家事は得意ではなかったので、主婦としての労働はあまりしていなかったとのこと、子供も彼の実家に預ける事が多く、自分は習い事や趣味の旅行などを楽しむ事を優先し、専業主婦として優秀だったか?と問われたら、『はい』とは言い難いとのこと・・・。

彼女はとてもお顔が整っているので正直なところ、彼でなくてももっと選べたはず・・・そう尋ねると、彼が一番稼いでいたのと、自分の言いなりになってくれそうな穏やかで、優しい人だったから”選んであげた・・・”と、言うのですよ・・・。

”選んであげた・・・。”   内心『すげぇ〜っ!!』と思ったのは、私だけではないでしょう(笑)

彼女は、結婚前まで仕事運がなく、常に派遣業をはしごしていたこともあり、とにかく専業主婦に憧れ、結婚したらやりたい習い事や、趣味が沢山あったとのこと。

今も趣味の英会話や海外留学など・・・独身時代にお金が無くて諦めた事を、全てご主人の収入で賄い、彼女の旅行中や日中はお子さんは彼の実家に帰宅するのだそうです。

彼は毎日実家で食事をとり、大抵は実家で入浴し翌日子供と一緒に出勤・・・・。

正直なとこ・・・私、同じ主婦として、こういう女性に同情出来ませんでした・・・。

その態度に気付いたのか、この女性は事もあろうに私にこう言いました。

『あなただって、今は悠々自適な暮らしができているけど、相手が浮気して出ていけって言われたら困るでしょう?私の気持ちになってきちんと考えて欲しい。』

この方は、特に親しいわけでも、鑑定のお客様でもないので、発言を恐れず私個人の意見を言うならば・・・。

同じ状況に私が立ったとして・・・私には人生に悔いがありません・・・。

私は、結婚というものが永久就職だとは思えないのです。何故ならば・・・特殊な業界の夫を持った故・・・苦労も人一倍・・・。戦力外の度に新聞に載るわけで、その度に人からアレコレ言われ、せせら笑われる事も日常茶飯事。

多い時には1年に2回の引っ越し・・・その他、悔しいことや腹が立つ事なんて、数え出したらキリがありません。

そして、今も尚働き続けているわけですが・・・。よく言われるのが、ご主人の収入で充分でしょう?そんなに働いて彼は嫌がらないの?とか・・・あまり主婦が家を開けるとご主人に裏切られるよ〜とか・・・。

でも、何を言われても、専業主婦の時代を振り返ると、あの頃にあまり良い思い出がないんですよね・・・。

戦力外=収入がなくなる・・・。一般の主婦の方にはあまりピンとこないのかもしれませんが、とても切実な事なんです。

専業主婦の時代は、常に夫の言動が気になり・・・野球中継に釘付けで、試合が終わると同時に食事の支度・・・。

いつ彼に捨てられるのか・・・いつ裏切られてこの安泰な暮らしが奪われるのか?怪我をして試合に出れないときは、当然戦力外が頭をよぎり・・・打席に立てば神頼み(笑)

盗塁の一挙手一堂に歓喜し、頭からベースに突っ込めば怪我を心配し・・・。

来年の契約は安泰か?その次は?年棒はいくらアップするのか?またその逆も然りと・・・。

こういう経験を経て思うのが、専業主婦って一番不安定で、保証のない職業なのだと思うのですよ・・・全て夫の絶対的な収入ありきですからね・・・。

あくまでも私見ですが・・・。

子供時代からの辛い記憶と、痛い経験に学んだ事を生かし、いつもベストを尽くそうと努力をしてきた私には、正直彼女の気持ちが理解出来ないのです・・・。

その事を告げると彼女は・・・『因果応報ってあると思うけどね。』

そう、言い残して電話を切りました・・・。

因果応報ねぇ・・・。

『おい!ちょっと待て・・・その言葉の使い方間違ってねぇか?・・・。』と、言い忘れたからここで言ちゃった。

てへぺろ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。