不倫

死に際に後悔しないように生きよう。

91FMBqti8pL._AC_UL480_SR339,480_ 2aloha

本日は、姉の彩と今年初のお出掛けをしました・・・。最近本当に外に出ないアタクシ・・・確か11月頃はゆとりだった写真のアバクロワンピースの胸のボタンが、本日閉まらなくなりました・・・悲しいお知らせでした・・・。

IMG_1008 2

さて、現在お電話鑑定・メール鑑定とも休止中ではございますが、どうしても今でなくてはならない!命に関わる!というレベルのご相談は、可能な限りフォローさせて頂いております。

特に緊急性があるわけではないのだけれど、何か心にストンと落ちる神様からの励ましや、メッセージが欲しい・・・という方は、風水神札(自由国民社)がお勧めです。神託性の強いカードなので、何かしらのメッセージが届くと思います。

雑念を払ってから、セルフリーディングしてみてください。

今日の福岡は微妙に気温が高く、ワンピース一枚で動き回れるほどうすら生暖かい1日でしたが、本日は暖かいとは真逆の、寂しく冷たい仄暗い水の底のようなお話を、お届けしようと思います。

さて、本日は死に際のお話です。

1年ほど前の話になりますが、『どうしても今でなければならないんです。』という、緊急の鑑定をお受けしました。

その時、ご相談者の方が医療費がかさんでいて鑑定料を払えないけど、この話をブログに書いていいから、質問に答えて欲しいというご要望でした。数ヶ月後、その方にメールをして返信がなければ、その時はもうこの世にはいませんからブログに書いてください。

そういうお約束でした。

書くべきかなぁ・・・書かないほうがいいのかなぁ・・・と数日迷ったのですが、今日目にしたあるコトが、とても気になったので、思い切って彼女にメールをしましたが、もうアドレス自体が存在していませんでした・・・。

ただ、この記事を読んで何人の人が、自らの立場を省みる事が出来るのか・・・そして何人の人が恨まれずに死んで行くことができるのか・・・逆に人を恨まずに死んでいけるのか・・・。

詳しい事を書くべきか・・・・書かないほうがいいのか・・・迷ったのですが、長くなるしちょっとややこしい話なので、結論だけを書く事にしました。

結論は、『境界を侵略するべからず、分別弁える人間であれ』です。

人を傷付けた返しというのは、恐ろしいものです。

私もこれまで、虐め、パワハラ、不貞行為、色事のトラブルなど、いろいろなケースを見てきましたが。

全てに一貫して言えるのが、無抵抗な人を巻き込んだ返しは本当に恐ろしい・・・。

しかも、返しというのは死に際に戻るという事と、自分の最も大切な人に厄が飛び火する事もあるという事です。

彼女を、仮にAさんとしましょう。

Aさんが、最期に私に訪ねた質問です。

瀬戸内寂聴さんは何故お坊様なのですか?私と同じように夫や子供を捨てた人が、何故あのように長生きしていらっしゃるのですか?私は、瀬戸内寂聴さんの言葉を信じて不倫の道に足を踏み入れました。私はもうすぐ死ぬというのに、同じ事をした瀬戸内寂聴さんの方は何故死なずに、長生きしているのでしょうか?私もお坊さんになれば、もっと長生きできますか?

 

瀬戸内寂聴さんの名言の中にこんな言葉があるそうです・・・。

『本当のね、恋の醍醐味は不倫ですよ』

Aさんは、瀬戸内寂聴さんの不倫を肯定する言葉や意見に、とても心を打たれたとの事、そして自分の想いは『正しい』と信じ、子供と夫を裏切り続けた”結果”が余命数ヶ月でした。

彼女は、電話の向こうで仕切りに瀬戸内寂聴さんは不倫を正しいと言っている、お坊様がそういうのだから私は何も間違っていない・・・なのに、何故私は余命数ヶ月なんですか?BeBe先生がいう通り、私の不倫(恋愛)は間違っていたのですか?

何度も、彼女は瀬戸内寂聴さんの名前をあげていらっしゃいましたが・・・私個人の意見をいうならば、坊主の言葉を傾聴したAさんの自己責任だと思うのです。

とても冷たい言い方の様に聴こえるでしょうが、世の中には『やっていい事、悪い事』という、シンプルなルールが存在します。

故意に人を傷つけたり陥れてはいけない・自己保身の為に人を陥れる人間は当然因果応報の報いです。

そんな当たり前の事すら、考えられなくなる・・・それが不倫の”本当の怖さ”です。

不倫というのは麻薬の様なもの、特に自分にも相手にも家族がいる様なケースは、常に自分がヒロイン気分ですから・・・人生において一度もスポットライトを浴びた経験もなく、特に美しい輝きを放った記憶もない・・・。

そんな、”どぶねずみ以下”な自分(ねずみに謝れ!)が、いきなり劇団四季の”センター獲ったど〜!!!”みたいな気分になって、舞い上がってしまうのが不倫です。

しかしながら、”その自分勝手な思い込みと”瀬戸内寂聴さんの、不倫を肯定する言動は無関係です。

私は、瀬戸内寂聴さんを否定も肯定もしませんが、彼女の言葉に”不倫を強くお勧めする”言葉が存在しているのは、周知の事実ですよね。

だからと言って、その”恋の醍醐味は不倫”という言葉に踊らされた、本人が悪いのです。何事も自己責任です、シンプルに『やっていい事・悪い事』自分の頭で、考えるべき事。

Aさんはもうこの世にはいません・・・本人曰く『性交渉で既婚者の彼からうつされたウィルスから感染し、癌になった』そうです・・・。

彼女の命を奪った病は『子宮頸癌』です。

Aさんは、この時相手側の奥様から訴訟を起こされていたようですが、『自分が死んだら訴訟は無駄になる・・・嫁ザマアミロ。』と言っていましたが、彼女が恨む相手は、既婚者の彼であって奥様では有りません・・・そして、瀬戸内寂聴さんでもありません。もっと言うなら、『嫁も、命落としてザマアミロ』と思っていたでしょう。

話は戻りますが、彼女はかなり長い間、体調不良を隠しながら彼との関係を、続けていたそうです。身体の関係だけが、彼女にとっての至福の時間だったのですから、致し方ありません。

彼女が最期に私に残した言葉です。

『私は、彼の奥さんと家族を苦しめたけれど、相手の家族は離婚もしていなければ、誰も死んでいない。私は子供を残して死ななくてはいけない。離婚なら子供にはまた会えるけど、死んでしまったらもう二度と会えない。子供に会えなくなるのが辛い。もう二度と子供に会えなくなるくらいなら、彼に関わらなければよかった・・・。』

 

確かに、関係をもう少し早く解消していれば、体調不良に気づきながらも頻繁に彼と逢わずに済んだかも知れませんし、命まで奪われる事もなかったのかも知れません。でも、もう彼女はこの世にはいませんから。

 

Aさんは、自分がやったことは瀬戸内寂聴さんが肯定しているのだから、絶対的に正しいと信じていましたが、それによって失うものがあまりにも大きく残酷だった事に、死に際まで気づくことが出来ませんでした。死と直面してやっと理解出来たのですから仕方ありません。

みなさんがどんな方の意見に励まされ、どんな方の意見を素晴らしいと感じるか・・・それは人それぞれですから、ご勝手になさってください。

ただ、物事の分別はわきまえられる人で、ありたいものです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。