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自分の顔を確認するツールとしては鏡というのがありますが、この鏡を見ないという人はかなり稀だと思います。誰もが１日に１回くらいは鏡を見るものです。

さて、鏡が左右反対に物を映し出すというのは、あまりに有名なお話・・・分かってはいるけど、自分の顔って鏡に映ってるままだと思いがちです（笑）

でも、実際は左右対象のものを見ているのですから、ある意味偽物でもあるんですよね。

毎日私たちが見ている自分って、実は他人から見ればちょっと違う場合がある・・・ということ。これって実は恐いと思わない？

例えば、鏡の中の自分はメイクバッチリでスッピンでもそこそこイケてる・・・そう思い込んでいると、他人からの評価は”結構イケてる以下”だったりするのだよ（笑）

ここで残念なお知らせを一つ・・・。

鏡で見る自分というのは実物よりも何倍も可愛く写っております。それは、映る時に自分で少しでも可愛く見えるように自己修正してるから（笑）鏡に映る顔を微調整してるんだからそりゃ可愛く見えるだろうね。

結局はその作ったお顔は偽物でしかも左右対称なのだよ。

本当の自分はその真逆・・・。

地下鉄の窓に自分の顔が写り込んだ時、私は後ずさります・・・（笑）普段は車移動ですが、東京出張中はもっぱら大江戸線や副都心線を利用するのであの暗い窓に写り込んだ自分を見て、ギョッとなるのですよ。

出かける前に鏡で微調整してきたアレとは別物のコレが映ってるわけで・・・帰宅の時なんか、やつれ果て・・・目は落ちくぼみ・・・ファンデの重ね塗りとチークの連打で、酔っ払ったキョンシーのようになっているのです。

所詮、自撮りは自己満足・・・自分のイケてる顔を収めるのですから正直あれは偽物です。

真の容姿の実力というのは、意識していない時に他人から勝手に抑えられたショットにこそ現れるのでございます。

自意識と他人からの実際の評価を受け入れるべきだ・・・。

三面鏡でも持ち歩かない限り、常に自分の顔は一定の角度でしか確認できません。つまり、私の知らない顔というのもそこには隠れていて、時にはそのうっかり微調整し損なった顔が、誤解を招く事もあるのです。

そういえば・・・怒ってるつもりはないのに『何か怒ってる？』って言われた事あるし・・・いつもニコニコを心がけすぎて、笑顔が薄っぺらいと言われた事もある・・・いい人の振りをしすぎて勘違いされたこともあるし・・・思い出したらキリがない。

鏡で見ている自分というのはそこそこイケてるのかもしれません・・・しかし、自撮りばかりに頼っているとそこそこの年齢になった時に、自分本来の本当の美しさを見失ってしまうかもしれませんよね。

作り笑顔や作り込んだ仮面に甘えていては成長しません。

自分で思ってるだけで、他人からはそう思われていない・・・凄く悲しいことですよね。場合によっては滑稽にも見えて来る・・・。