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祈祷師びびこちゃんへ。

先日、いつものようにFace Bookをチェックしていた姉の彩が、『えっ?』と小さな悲鳴が聞こえました。

『えっ?どうしたの?』と声を掛けたら・・・。

『えっ?嘘でしょ?えっ?びびこちゃん・・・このあいだ連絡来たのに・・・。』と、スマホの画面を見ながら、同じ言葉を何度も何度も繰り返しています・・・。

要領を得ないので、ちょっと大きな声で『何?びびこちゃんどうしたの?』と尋ねると、『びびこちゃん死んじゃった・・・。』
我が耳を疑いました・・・・。

以前にもブログに書いた事がありますが、私は特殊な商売柄・・・訃報から1日が始まる事があります。

恐らく、お坊様と医者と葬儀社を省くと、一般的な人よりも私の場合、犬猫含めかなりの確率でこの類の報告を受ける事が、多いのではないでしょうか・・・。

そのほとんどの報告は、全く面識のない方もいらっしゃるし、中には数年前に一度だけ電話鑑定をお受けしていたり、イベントでお目にかかった事がある、というような方ばかりです。

例え面識のない方の訃報であっても、訃報のメールは一日中暗い気持ちに、襲われてしまいます。

本音を言うと、ある時期からこの手の類の一方的な報告を受ける事が、苦痛に感じるようになったことも、私が一般の方の鑑定を辞めてしまった理由の、1つなのだと思います。

いつもならあまり面識がないか、間接的に接点を持った人の訃報ですから・・・・落ち込みは24時間以内でのメンタルリセットなのですが、今回ばかりはいつものようには行きません。

 

Face Bookで見ただけなので、本当に彼女がこの世を去ったと言う確認が取れていないので、どうしても信じられない思いなのですが、Face Bookには彼女との思い出が、次々とアップされて行くので、これはびびこちゃんの冗談なんかじゃないって・・・少しずつ理解しています。

誰かがこの世を去った時、我先にと追悼の記事をアップする人を、私はこれまで軽蔑していたのですが、びびこちゃんはいつも笑っていたけれど、本当は寂しがりやだったから、みんなが彼女の事を忘れないように、そしていつものように話題の中心でいて欲しいから、ここに彼女との思い出を記録しておこうと思います。

彼女との出会いは、大手の旅行会社主催の豪華客船に乗って、海外へ行くという楽しいお仕事でした。
『ボイジャーオブ・ザ・シーズ』と言う名のアメリカの巨大な客船の中は、まるで映画のような世界で、毎日イベントやパーティーが繰り広げられ、24時間いつでもカフェがオープンしていて、まるで映画の主人公になったような気分で毎日を過ごす事が出来る、素敵な空間でした。

私達は、船内で開催される占い系のイベントへの出演の為、その船に数名の占い師と一緒に乗船し、仕事のない時間はいつも一緒に過ごしていました。

2年ほどこの仕事をお受けして、その後は個人的に彼女と連絡を取り合い、時にはボイジャーのメンバーで集まって、夜通し騒ぐこともありました。

今では起業家として、大活躍の脇田先生も実はボイジャーオブ・ザ・シーズの、初期メンバーです。

毎晩おめかしして、ゲストの皆さんとディナーをするのも私たちの仕事の一つだったのですが、びびこちゃんはいつもギリギリまで身支度に時間が掛かっていて、ドタバタと会場に現れるのですが、毎回の言い訳が面白すぎて、彼女の愉快な言い訳を聞くのが、毎日の楽しみの一つでした。

そんな大好きなびびこちゃんが、私に何も告げずに逝ってしまいました。

色々と辛い事を抱えていたと、伝え聞いています。
憶測で、モノを言ってはいけないのは百も承知ですが・・・・。
彼女を追い込んだ人には、地獄の攻め苦程度で許されると思うなよ・・・と言いたい。

彼女は、いっぱい我慢して、たくさん無理をして、それでも頑張って、全部1人でかぶって、いっぱい泣いて、最期は人に迷惑をかけない方法を、選んだのだと思います。

自ら命を絶ったと言う話を聞くと、『命を粗末にするな』とか、『生きていさえすればなんとかなる』とか、『生きたくても病気で生きられない人がいるのに、自分で死を選ぶなんて・・・。』と言うような意見があります。

確かに、『生きたくても思い通りに生きられない人もいるし』『病気で寿命が尽きる人もいるし』自ら命を絶つことは、決して許されることではないけれど、びびこちゃんにはこの方法が最善だと思えたのだと、私はそう思っています。
彼女らしいなとも・・・。

彼女の死を知った時、『なんで?私に相談しなかったの?』って一瞬思ったけれど、そんなもので解決出来る相談なら、彼女は初めから死を選ばないし、彼女の事だから私に気を遣ってくれたのかもしれません、いつも気遣いばかりで繊細なびびこちゃんでした。

でも、一緒に怒ったり、一緒に考えたり・・・そのくらいは私にだって出来たのに・・・でも、もうびびこちゃん、居なくなちゃったから・・・一緒に怒ってあげることも、泣いてあげる事もできません。

どうせいつでも会えると思っていたから、この間『泊まりにおいで〜!』って、連絡くれた時にすぐに逢いに行けばよかったなぁ・・・。
もう彼女に逢えない事が、とても寂しいです。

『ちょっとあんたっ!!あたしを勝手に殺さないでよっ!!』って・・・連絡くれないかなぁ・・・。
今はただただ、びびこちゃんに逢いたいです。

POSTED COMMENT

  1. より:

    その当時の記事、とても羨ましくみていたのを覚えています。
    最近までYouTubeでいろんな方の番組に出たり楽しく笑った顔を見ていました。
    仲良かった人がそのようになってとても辛く、悲しいと思います。
    事実でなければいいのですが…

  2. リーちゃん より:

    BeBe様
    おはようございます。
    今、ブログを拝見しビックリしています。
    私は、びびこさんとは面識はありませんが、時々彼女のブログを拝見して、ご苦労の有るなか明るくされて居たようにお見受けしました。
    でもそれは、彼女のほんの一部だったのだと、今更ながら思います。
    人にとって複雑な思いがあるように、びびこさんも多くの思いを抱えていらしたのだと、想像するしかございません。
    この先びびこさんのブログが拝見出来なくなるのは残念ですが、今は、彼女のご冥福を祈るばかりです。

  3. シモン より:

    日本も二極化流れが速まってきたように思います。
    びびこさんのような方を二度と出さないためにも
    私も微力ながら力になってあげたいと思う所存です。
    びびこさん、苦しかったよね。よく頑張ったよね。。。

  4. 匿名 より:

    まじでしんだん?

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