ペットと陰徳の不思議な関係。

『なんでBeBeさんチワワ飼ってるんですか？』
『なんでペットを飼うと良いのですか？』
『なんでペットを飼うと魂のボランティアなのですか？』

ちょっと前にそんな質問を受けました・・・話せば長くなるのでかなり割愛させていただくと :su2:

私の場合は、子供を育てていないので、かわりに子供を持つことと同じ感覚かな・・・。
子供がいれば、ある程度成長すると有り難い事に社会に出て働いてお金を稼いで来てくれるから…とか。
自分が年老いたとき当然ながら面倒見てもらえるから…とか、子供がいない夫婦は変な目で見られるからとか、ご近所もお友達も皆んな子供がいるから自分の所にもいないとおかしい……子供がいれば夫は子供が可愛いから私と離婚はしないはず子供は夫婦の『保険』だわ・・・とかね。
そんな打算で子供を持とうとする親はとても怖いね・・・。
そういう打算的な人間には因果応報ってヤツがあるのでしょうが・・・こういう打算人間って子供を欲しがった割には子供にきちんと愛情を注がないで、自分に一生懸命愛を注ぐ自己愛お化け…。

なんでペット飼ってるの？
シンプルに答えると :ooo: 可愛いから :ukiwa:
なんで子供欲しかったの？
これまたシンプルに答えると可愛いから :smile2: かな。

あまりにも当たり前のお話ですが（笑）実はこれ、因縁的には辻褄の合う話なのですよ。
たまに私が真面目な事を書くとブログのアクセスがあからさまに落ちるので（苦笑）
あまり正統派ぶったこと書きたくないのですが :ooo: 今日は書いちゃう :su2:

これを「因縁生起」（いんねんしょうき）と例えると・・・。

例え種があっても、それをトイレの便器の上に置いてたところで当然いつまで待っても発芽なんてしません。
種があるならそれを土に蒔き、水を与え、温度が高くなるから発芽するのです。
こういうさまざまな条件のことを、仏教では・・・『縁』・・・と呼びます。
種は花が咲く「因」になります。
しかしながら、因だけでは駄目なんです。
いくつもの条件、即ち『縁』が整うことにより発芽と言う結果が生まれます。
つまりは、「因」と「縁」によって成り立っているということです。
仏教ではこれを・・・因縁生起・・・と言います。
『因』と『縁』によって、物事が生じたり、起きたりするということです。
すなわちこれを”縁起”といいますね。

「生老病死・四苦八苦」という言葉聞いた事ありますか？
これって仏教用語なのですが「生老病死＝四苦」が第一段階で、もうちょっとこれが複雑になって「八苦」になります。『四苦八苦』って言うでしょ？

第一段階の生老病死＝「生まれる苦しみ」「老いる苦しみ」「病気になる苦しみ」「死への苦しみ」。
つまり産まれてくること事態が苦しいし悩ましいわけですね。

産まれて来たこと事態が苦悩なんて不謹慎なことを言うと、『ハッピーラッキー！どんな時でも感謝感激ウンパルンパ！と他人が苦しんでいる時に空気を読まず、頑に自分の幸せばかりを語りたがる幸せ○○の自称スピ系の方に、『皆んな生まれてきてよかった?感謝！陳謝！』と訂正されるのでしょう。』

そしてスピリチュアルとかいうタイトル付けてるクセに本当はアンチスピリチュアルな私はこういう天然KY自称スピ系の方々をまたしても敵にまわすのでございます（苦笑）

『産まれてきて良かった?感謝！陳謝！』なんて人生そんなに甘くない。
人間生きている限りは必ず、（生まれて来なきゃこんな苦しい思いをしなくて済んだのに…なんでわたし産まれてきちゃったんだろう？）という苦悩が必ず到来するものでして、そんな経験ないわ?！！私は常に幸せいっぱいウンパルンパ！（しつこいっ！）と言ってるKYな方にはわからない事でしょう。
人間やってりゃ?楽しいことばかり嬉しい事ばかりではありませんからね :ooo: 当然。

そんじゃ :ooo: １００歩譲って、もしあなたが運良くそんな辛い思いをせずに済んだとしても・・・。
この地球上に生まれてきたからには誰にでも平等に訪れる『死』というイベントがあります。
これだけはどんなに前向きに生きてようと瞑想してようと必ずやって来ます。

あなたがどんなに死にたくなくてもいつかは必ず死ぬ日が来る。
寂しいけどこればかりは共通のこと :ooo: きっときっとまだまだずっとずっと遠い先のことだろう :su2:
そう思っていても、案外時の流れは早いのだ。

そう考えるとただグダグダと愚痴をこぼし、夫の浮気を嘆き、はたまた不倫相手が離婚しないことを呪い、仕事が上手く行かない、恋いがうまくいかない、とにかくなんでも上手く行かないと文句ばかり垂れていてもしょうがない。

どうせ同じ時間過ごすのなら、充実度・幸福度の違いというのは、その人の気力体力健康に関わってくることですよね。どうせなら人生、なるべく健康で長生きをして、愉快に心地よくそれこそ前向きに過ごしたいものです。

前置きが長いけど、やっとここでペットの問題について触れましょうか :ukiwa:

ペットを飼った方が良いとかペットは飼わなくてもいいとかとりあえずそれは置いといて :ooo:
人間の生老病死・寿命・健康というものは、殺生因縁との関係で決まってくるということ。

つまり寿命と健康の徳というやつは、『生き物』を慈しむ心、養い育てる徳をしかと積んだかどうかに関わってくるのです。

『生き物』というカテゴリーのものを慈しむのならなんでもいいのですが、代表的なものをあげるならば当然子供ですね。
まずは自分で産んだんだから自分の子供を大切に守りきちんと育てること。
自分の子供がいないから他人の子供を育てるという行為はとても素晴らしいこと。

『因果の法則』というものがあります。

己の徳を積みたいが為に子供を養い育てるという行為は、それは『徳』ではなく功利的な行為です。
こういう自己満足、自己愛ばかりが先立つというのは本当の愛情を子供にかけてあげないので子供は愛情不足に陥ります。必死に形だけ取り繕ったところで、メッキははがれます。

とはいえ、まともな親の感情を持っているのであれば、あえて意識して計算して何かの時の保険のように子供を育てるなんて人はいないのでしょうが。

それでは、この子育てをペットの飼育バージョンと考えると :ooo:
ペットを飼う意味や理由も生まれてくると思うのです。

我が子を無償の愛の元で、立派に成人させ、そこそこいい大学に通わせ、社会の役に立つ存在意義のある人間にまで育て上げる…確かにそれは素晴らしいし、最高の親でございます。

しかし、子育てはそんなに甘くないし、そこまで力む必要もない・・・。
誰にでも子育て以外の魂のボランティアは出来るという事を知って頂きたい。（ちょっと上から目線ね・・）

ペットを養い育て無償の愛を注ぐ行為は、人間の命同様に生命を育む魂を磨くという行為に通じますので、生命と健康の徳を積むことが出来るのです :shuku:

別に直接的に養い育てる行為に没頭しなくても他にも色々方法はありますよ。
例えば、落ち込んでいる人を元気づけてあげる行為もそうだし、学校の先生のように何かを教える事が生業であれば、
教え子に自分のできる限りの誠意を渡すことだったり色々あります :smile2:

長くなりましたらこれがペットに関するBeBeなりの因縁の原則論です :smile3:

無償の愛でペットを養い育てるということは、寿命と健康の徳を積むことにつながります。
子供でも小さな頃からペットの世話をすることが出来れば、自分より小さな弟や妹の面倒を見ることだって上手になるかもしれませんし、弟や妹の面倒を見ることだけでなくお父さんや、お母さんのお手伝いをすることが自然に出来るような子は、学校に上がっても思いやりのある優しい子なのでお友達も出来るでしょうし、成長して社会に出たらリーダーシップを取ったり、無理に頑張らなくても人徳がちゃんと認めて貰えて良い役職が貰えるかもしれません。

地位とか名誉とかいい男というのは必死に髪振り乱して大股広げて頑張って手に入れるものではなく、普段の何気ない行為、当たり前のお作法の積み重ねによって、どこぞから授けられるものだと私は思います。

人を陥れたり、嘘をついたり、努力もしないで無駄に頑張ったところでボロが出るだけ恥かくだけ。
かといって、それじゃぁ?私も子供の為に！！うちの子にもそういう立派な人間になって欲しいからという下心丸出しで、親がペットの世話を子供に強要した所で何にもなりません。
まずは、親であるあなた自身がしっかりと偏りのない愛情を子供にかけて守り育てていなければ、子供も他人や小動物に愛情を注げるようにはならないと思いますよ :su2:

長く難しいお話でしたがペットを飼うにも意味があるということです :smile2:
ペットは無駄に餌を食べているわけではないということね :ukiwa: :ukiwa:

お知らせ
被災地のペット救出の為のチャリティー鑑定には５名様がご参加くださいました。
男性２名と女性３名様 :ukiwa: 本当にありがとうございます。

義援金は現在２５２００円になりました。