BeBeのつぶやき

穢れ(気枯れ)落としの雨と神の間引き。

Aloha

この原稿を書いているのは、ホノルルマラソン当日のホノルルです。通常、観光客で賑わうワイキキの街が、現在は豪雨に見舞われ、まるで天が涙を流しているかのようです。

現在、私は『ロイヤルハワイアン・ショッピングセンター』のフードコート内に足止めされており、実に2時間、一歩も外に出られない状況です。

とりあえずランチ・・・。大好きなロコモコ(ミニ)プレートにしました。

明日、日本へ帰国するので、無極上帝派のお生徒さんがたへ、ハワイらしいお土産を探しに行きたいのですが・・・この豪雨では手の施しようがありません。

ハワイの雨季は、フィリピンと似ていて「急なスコールでサッと降れば、すぐに晴れ間が広がる」というのが常でございますが、今日に限ってはこの定説が通用しないようです。

おまけに、常夏の島にしては肌寒い。

さらにワイキキ周辺はホノルルマラソンのため、交通規制されているので、どこかに出かけるにしてもバスもUberも当てにならず・・・身動きが取れません。

このような時こそ、「窮すれば通ず」(困窮の極みは、打開の道を開く)という中国の格言が思い出されます。何もできない状況を逆手に取り、溜まっていた仕事の整理に集中することにいたしました。(偉そうに言ってるけど・・・つまり・・・することがないから、仕事をするという意味です・・・。笑)

日本に戻れば、いよいよ今年最後の風水セミナーの開催です。

そして来年2月からは、会場を一新し、鮑先生のご自宅である神様の御前という、極めて厳粛な場にて、通常の風水の学習と並行し、本格的な神筆(御筆先)や乩士(キース)としての訓練を、開始いたします。

今年3月にこのクラスを立ち上げて以来、皆様を真の継承者へと導く道のりにおいては、多くの問題と試練が発生いたしました・・・。(いや・・・ほんとに・・・なんで?っていうくらい、問題ばっかり発生してました・・・・。)

私たちが提供する風水の授業内容は、本場・台湾で使われている非常に精度の高い風水術です。この知識は中国語の高度な理解を必要としますが、幸いにも鮑黎明氏、鮑義忠道士のご尽力により、この言語の壁はクリアされています。

特に時間を司る玄空飛星派風水は、毎年移動するエネルギーを正確に読み解き、知識をアップデートすることが必須です。私たち姉妹の師であるリリアン・トゥーもまた、毎年、惜しみなく新しい情報を更新し続けてくださっています。

現在、十二支の対策を睡眠時間を削って爆読中・・・。(昨日全部買ったんだよ・・・。)

風水を学び始めた当初は、「飛星の番号と傾向さえ理解すれば風水なんて楽勝!」と、思い込んでおりましたが、実際は、フライングスターは単体での使用ができないため、八宅との整合性を図ったり、両者が使えない場所では”玄空大卦”の知識を用いるなど、複数の高度な知識が複雑に絡み合うことを知りました。

以前、某組織の公認講師(風水師)として、年初のセミナーに立たせていただいていた頃には気にならなかった点も、学びを深めるうちに、八字における「時差」が及ぼす影響が、いかに圧倒的であるかという可能性に、気づかされました。

今年もまた、LILIAN TOOが住んでいる、マレーシア本国との時差の都合上、日本の八字に僅かながらも修正が必要となります。

情報を正しく、そして正確にお届けするため、まさに「おやすみ返上」で精力を注いでおります。

さらに来年からは、鮑先生の道術の授業に加え、わたくしの珍芸・御筆先の訓練も本格的に導入されます。今年一年、呪術や召喚文をセミナー内で公開してまいりましたが、来年からはそれらを実践へ向けて、訓練に落とし込みます。

振り返れば、色々と荒波の多かったこの一年間は、まるで「間引き」のような時間であったと、言わざるを得ない出来事が、立て続けに起きました。

知識は時間をかければ誰でも得られるものですが、今回不思議だったのは、まるで何かの大きな力によって排除されたかのように、学びの場からの離脱が起こったことです。

私たちがセミナーで扱っている知識は、私共姉妹の家系に代々伝わる秘伝や、特定の神仏の伝承に基づく、極めて希少性の高い叡智です。

この種の強力な知識は、それを受け入れる「器」、すなわち個々人の精神状態や、その知識を扱う覚悟を、厳しく選びます。

結果として、この学びの場に留まられたお生徒さんがたこそ、その試練に耐えうる、真に知識を継承する資格を持った方々であると、私は確信しております。

少し話が難しくなりましたが(笑)、この試練を乗り越え、来年からの訓練に残ってくださった皆様は、ある意味、真の継承者なのだと強く感じております。

年明け(節分以降)には、私の生徒さん方としては初となる、『霊能開き』という大舞台がございます。この行為は、霊能を開く側(開き手)の腕が問われる、極めて重要な儀式です。

紆余曲折ございましたが、この大役、わたくしめが心を込めて、努めさせていただきます。

今回のハワイの豪雨による足止めは、希少な時間を与えてくれました。

生まれてこの方、自分の芸(筆書き)を「凄い」などと思ったことは一度もありませんでしたが、先日初めて、自分の芸に心からの感謝をする機会に恵まれました・・・。そして、この芸を仕込んでくださった、今は亡き大師匠に、感謝しかありません。

今回のホノルル滞在中の”野暮用”にて「筆さえあれば、何とか生き延びられる!という・・・根拠のない、いや、根拠のある謎の確信を得ました。(笑)

私の大切なお生徒さんがたが、一人も漏れることなく、神筆(御筆先)の継承者となれますように。

今年は本当に嫌なことも多々ございましたが、このハワイでの豪雨を「穢れを洗い流す雨」と受け止め、気分を新たに、皆様の育成に力を注ごうと思います。

 

Mahalo

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