霊障

日本刀が祟る本当の理由

aloha

東京の花粉が凄くて、憎しみすら湧いてくる今日この頃です。
林野庁に物申したい事が山ほどありますが・・・それでも私は、軽度な方みたいなので、重症の方々は本当に気の毒だと思います。

本日は、少し興味深い内容のご相談を頂戴したので、ご本人に許可を得て、ブログでの公開回答を行いたいと思います。

Aさんからのご相談

主人の事でご相談させていただきたいのですが。
BeBeさんのアドバイス通り、風水対策を行ってから諦めていた子宝にも恵まれ、夫も夫の家族もとても喜んでくれて、双子の子育ては騒々しいながら、とても充実した日々を送っていましたが、昨年の半ば頃夫が急に日本刀が欲しいと言い出し、脇差しをオークションで落札しました。
オークションとはいえ、日本刀はとても高価なものなので、子供達の今後の教育費などを考えると、とても贅沢な買い物です。

このことがどうしても許せず、高価な買い物をした夫を強く責めると、普段はとても穏やかで大きな声など出さない夫が、まるで別人のように私に対し強い口調で、突っかかってきました。

これまで、口喧嘩をする事は何度もありましたが、夫はとても穏やかな性格なので喧嘩が長引くこともなく、私が一方的に怒って終わり。という場合がほとんどで、夫が私に対し大声で暴言を吐いた経験もなく、涙が止まらず怒りもおさまらず、イライラしたまま過ごしていると、数日前に夫がまた勝手に、2本目の日本刀を購入している事が発覚しました。

2本目は一本目より長い刀で、夫曰くとても歴史があるもので実際に戦場で使われていたもので、人の血を吸った貴重な刀だと、興奮気味に語る姿を見て、怒りのあまり息苦しくなり、パニックを起こしてしまいました。

翌日には、夫の会社から夫が女性社員に対してセクハラ行為を行なった、女性スタッフに対しハラスメント的な事を行なったという、連絡が入りました。
夫は、とにかく優しい人で、女性に対してそういう事をする様な人ではありません、明らかに女性社員の嘘か濡れ衣だと思いますが、夫はこの事で会社を辞めるか、警察へ通報されるか・・・という状況になっています。
夫は向こうが悪い、誤解だと言っていますが、会社側の話とは多少の食い違いがあり、夫が明らかに不利なのは間違いありません。

最初の日本刀を買ったあたりから、夫の態度に変化が現れ、最近は異常に理屈っぽくなり、怒鳴ったり机を蹴ったり、そして必ず最後には、私に対して『謝罪』を求めるようになっています。

必ず、私に向かって『きちんと謝れ』『謝罪の態度を示せ』『土下座しろ』謝罪が嫌なら『離婚する』と言います。
これまでは、私が物を投げたり、感情が抑えられなくなり夫に対して言いすぎる事はあっても、夫がこんなことを言った事は一度もありませんでした。
何かにつけてすぐに、『謝れ』『離婚する』『子供を連れて出ていけ』などという暴言を吐く夫に対して、私は我慢の限界です。

子供たちはとても可愛いし、夫の事も心から愛しているので、私は絶対に離婚はしたくありませんが、夫がちょっとした事で豹変する事が、怖くて仕方がありません。

これは、夫が手に入れた日本刀の祟りなのではないでしょうか?
もし、祟りなのであれば『お祓い」をお願いしたいです。
お祓いで、夫は元の優しい夫に戻りますでしょうか?
どうか私たち家族を助けてください。

不躾なお願いで申し訳ないのですが、私も混乱していてどうしたら良いものか、冷静に判断できません。
どうぞよろしくお願いいたします。

回答

まず、刀が祟るという話は稀ですので、今回のケースには該当しません。
ただ、刀がそれを持つ人の意識に、強い影響を与えるという事は確かです。
例えば、刀に興味がない人でも博物館や古美術商などで、刀を見ると何かに惹きつけられる様な、引き込まれそうな感覚を覚える事があります。そもそも芸術には、人間の意識を非日常の次元に導く目的があるので当然のことです。

宝石や万華鏡のような特殊な光を放つものを、長時間見つめていると顕在意識が弱化し潜在意識が優位になるというアレに近いものです。
催眠術によって人に暗示をかける時にもこの手法は使用しますし、呪術師が水晶玉を媒体として予知をするのもこの原理を用いて、自分の潜在意識を幻覚や幻想、幻聴といった形にして見ているだけのことです。

日本刀を鑑賞するということは、刀身に残る細工だけでなく微細な歴史や記憶、残留思念などを刻々と目で追う作業ですから、上記した作用に似た影響が何らかの形で、脳に現れても仕方ありません。

一般的には、こういう感情は『美しい』とか『その時代を間接的に感じるとか』ノスタルジックな感情を芽生えさせるものが、普通なのでしょうが、中にはそうじゃない人もいるということです。
人によっては、もしくは刀によっては、全く別の意識を生じさせる可能性も否めません。

簡単にいうと、刀を持った事でご主人は『俺は強くなった』と勝手に思い込んだだけです。
実際は、穏やかで優しく争いを好まない人であっても、『刀』を持った事で『俺は強い男だ!』と勝手に思い込んでしまい、大勘違いをしてしまったという事ですね。

失礼ながら、これは『刀の祟り』ではなく、日頃妻に頭が上がらず、会社でも我慢ばかりしていて、自分を押し殺し続けた男の哀れな勘違いという結末です。(言葉が悪くて申し訳ないです。)
ご主人が刀を持ったことで、俺は強くなった気がする、女の人に対してもこのくらいの物言いをしても良いだろう、ちょっと触れたくらいでガタガタ言うなよ!という、勝手な思い込みが今回の惨事を生んでいるのではないでしょうか。

(そもそも、セクハラはご主人がそう思わなくても、『相手が気持ち悪い、不快』と思えばアウトですから。
『誤解』とかご主人の意見のみで逃げ切れる事ではありませんよ。)

正直『妖刀』や『雷刀』と呼ばれるレベルの刀の祟りには、そんなに簡単にお目にかかれるものではありませんし、
こんなお粗末な障りではすみません。

速やかに、刀は購入先に返却することをお勧めします。

刀を持てば強くなる・・・そんな訳ねぇだろ。

そもそも、日本刀なんてものは、代々受け継がれている家系か、それを持つに相応しい刀に選ばれた人間、もしくは神託でそれを持つ事を許された人のみが、時代を越えて刀の持ち主から刀に宿る魂を、引き継ぎ大切に護り祀り上げるものです。

『俺が日本刀を選ぶ』のではなく、『刀が持ち主を選ぶ』のですから、オークションなんかで安さを競い、競り落として気軽に日本刀手に入れるなんて・・・日本刀(=神事)舐めてるのかな?とか私は思ってしまいます。

写真だけのオークションでは、実際にその刀を手に持つことも、その刀のエネルギーを感じることもできません。
お遊びで日本刀集めてると、もっと怖い目に遭いますよ。
さっさとご主人の刀を購入先に返却してください。
神社やお寺に持ち込んだところで、その寺や神社の宮司が刀を納めるだけの能力がなければ、何処ぞの神社の宮司みたいに、日本刀振り回して人を殺しておしまいです。

日本刀を持てば、強くなるはずがありません。
本当に強い人間は、武器を持たずとも強いんです。

今回のことは、日本刀の祟りではありませんので、すぐに刀を購入店に返却してください。
単純にご主人は、刀に選ばれていなかったという事です。

刀を手放したらご主人に戻ります、ご安心ください。

POSTED COMMENT

  1. より:

    それでは、刀に選ばれた人が刀を持っていることは特に何も起きないというという事ですか?

  2. あんず より:

    宜しくお願い致します。

  3. Be-Be より:

    綾様
    そうです〜。こちらが刀を選ぶのではなく、刀が主を選ぶのです。それを持つに相応しい人であれば当然御守りですよね。

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