Aloha
今日は3月3日の雛祭り〜♪
我が家にも、かつては立派な七段の雛壇飾りがございましたが・・・。
娘といっても、アラフィフ娘達となった今(笑)私たち姉妹の雛人形はこんな感じになりました。
先日、私が外出している間に、私のホームグラウンドでもある和室の床の間に、姉の彩が飾っておいてくれました。
ちなみに3月3日は穢れ落としの日でもあります。
この穢れ落としの由来は、中国の上巳節の儀式にもとづいていると言われています。
中国の宮廷では、旧暦三月の最初の巳の日に、桃が花盛りになることから、水辺で体を清める行事が行なわれていました。古代中国では、堅い実をつける桃は「金」の属性をもち、悪いものを退ける力をもつと考えられています。
古代中国の人びとは、桃の呪力で邪気を払おうとしたのです。
桃は呪術の世界においても、邪鬼祓いで使用する事が多く、道教の神々達に供物としてお供えする事も多い果物です。
雛祭りは、一般的には雛人形を飾って、女の子の成長を祝福する行事なのですが、本来の目的は現世の人間の穢れを『雛人形』に転移させて、浄化するための依代だったと言われています。
ひな祭りの時期が来ると、まだ私が古神道で修行をしていた時代に経験した、ちょっと奇妙な話を思い出します・・・。
15年前ほど昔のお話ですが・・・雛祭りの時期に兄弟子と、あるお宅の『家祓い』に行きました。
確か、2月の下旬か3月の初旬だったと記憶していますが、普通なら福岡から高速道路の利用で、2時間半程の距離のところだったのですが、途中雪に進路を阻まれ、何度も兄弟子と『引き返そうか?』と話しながらも、徐行運転をしながら当初の予定より3時間以上も遅れて現地に到着しました。
到着するや否や、家の中からまだ幼い子供の泣き声が聞こえてきました・・・。
鳴き声のせいなのか、単に家が広いからなのか・・・インターフォンが聞こえなかったようで、何度インターフォンを押しても応答がありません。
そこで、兄弟子が人の気配がある庭の方に回って、声を掛けてみるといって、門を開けて立派な松の木が植えてあるお庭の方に、入って行きました・・・。
その間、私は何度かインターホンを押してみたのですが、相変わらず返事はありません・・・。
すると、庭の方に回っていた兄弟子から小声で、『〇〇さんっ!ちょっとこれみてっ!!』と”おいでおいで”されたので、何だろうと思って庭から家の中を覗いてみると、それはそれは立派な雛飾りが目に入りました・・・。
そして、その雛飾りを見たとたん・・・『背筋がゾゾ〜っと・・・。』
B:『これ・・・あかんヤツじゃないですかね?』
兄弟子:『いや・・・これあかんやろ・・・。』
B:『今日・・・家祓いですよね?』
兄弟子:『家祓いって言われとうけど・・・なんか違うっぽくない?』
この段階で、私と兄弟子は・・・お師匠さまにハメられた事に気付いたのですが・・・時既に遅し・・・。
庭先の気配を察したのか、玄関のドアが開きました。
家主『お待ちしとったとですよ〜!雪がすごかったとでしょ〜。遠くまで来て貰ってもうしわけなかね〜。どうぞ上がって下さい〜。』
引くに引けず、とりあえずリビングに通されたのですが・・・その当時、掘り炬燵があるようなお宅で、家の中にはストーブが数個置かれているにも関わらず、何だかとっても寒いんですよ・・・。
私も兄弟子も寒さに震えながら・・・私たちが呼ばれた本当の理由を、家主さんから伺う事になりました。
掻い摘むと、(掻い摘むなよ・・・・。)ご長男が家業を継ぐために、実家にもどって来た。
近所のお嬢さんと見合いをしたら、意気投合して速攻で結婚。
すぐに子供も生まれたが、最近嫁の体調がおかしくなり始め、メンタルを病み、奇行が始まった。
孫は手放したくなかった事から、嫁だけ実家に返したら、数日後には息子が新しい女性を家に招き入れた・・・。
嫁とは離婚も成立していないし、田舎なので近所の目が気になるが、長男は全く聞く耳を持たない。
さらに、最近孫が異常な癇癪を起こすようになり、自傷行為もあるという・・・。
近所のお寺の住職に相談したら、『何年か前に、庭にある池を埋めてしまった事が原因ではないか?』と言われた。
そこで、住職に頼んでお祓いをしてもらう事になったのだが、祓いの当日住職が家に来て「原因は池じゃない!』と言い出したそうです。
そして、福岡の方にこの手のことに詳しい人がいるから・・・ということで、何故か私たちが呼ばれたというお話・・・。
この段階で、私も兄弟子も障りを起こしている対象には気付いていたので、呼ばれた趣旨が家祓いではない事を察し、直ぐに和室の雛人形のある部屋に、結界を貼る準備を始めました。
部屋の四隅に『縄』を掛け『垂』をぶら下げ、簡易結界を張り1人が言挙げを、そして1人が御筆先を取り原因の特定を行いました。
そして、やっぱり雛人形だよね?ってことになり、お雛様を手に取って観察したのですが、ただの古い女雛なんですよ・・・。裏側を見たり、髪を持ち上げてみたり・・・でも何もない・・・。
アレコレ触っていると、お雛様の首が動いたんです・・・。
『あ・・・首って外れるのね・・・・。』
そう思って、首を外すと・・・本体の奥に何かが見える・・。
本体の中を凝視すると・・・おみくじみたいな紙が見えたのよ・・・。
引っ張り出すにも、穴が小さいからどうする?ってなって、ピンセットとかでも入らないから、竹串を駆使して何とかその、おみくじみたいな紙を引っ張り出したら・・・そこには紅いマニュキュアが付いたままの爪と、長〜い髪の毛数本、呪詛の文言が書かれたガチのヤツが入っていました・・・。
そこで、『この雛人形っていつから出してます?』って、お尋ねしたら・・・。
孫が産まれた時からずっと、飾りっぱなしにしているというじゃありませんか・・・・。
『何かその土地のお作法があるのか?』と尋ねると、このお宅では女の子が生まれたら、7歳までは(七五三が終わるまで)縁起を担いで、雛人形は飾ったままにするのが、先祖代々のしきたりで、この雛人形自体も何代も引き継がれて来た、とても古いものなのだと言う事でした・・・。
この話長くなるので、割愛するけど(するなよ・・・。)
じゃぁ・・・誰が何の為に?っていう話になりますよね・・・。
で・・・その日は、もう日も暮れて来たので、『一旦その雛人形を持ち帰って清めてから、改めて返却します・・・。』
と言う話になり、雛人形を持って私達はまた、通行止めを回避しながら福岡を目指し、自宅に着いたのは深夜の2時くらいでした・・・。
帰宅して、何気に携帯を見ると充電がなくなっていたので、そのまま充電器に繋いで眠りにつきました。
翌朝目覚めて、携帯の電源を入れると・・・兄弟子から『起きたら速攻折り返してくださ〜い。』と言う留守電が入っていたので、慌てて折り返すと・・・。
昨夜雛人形が無くなった事で、ご長男が連れてきた女性が怒り狂い、暴れ回り、そこら辺にあるものを手当たり次第破壊して、手が付けられないので、『取り敢えず持ち帰った雛人形を返してください。』と、ご長男から連絡が来たとのこと・・・。
もうみなさんはお気付きかと思いますが(笑)
呪詛をかけたのは、この長男が連れて来た女性だよね?って話で、片付きそうなのですが、それだと時系列がおかしいんですよ・・・・。
何故なら、子供が生まれて、本妻の気がふれて、本妻が家を出てから、新しい女性が家に入ったのだから・・・。
この新しい女性が呪詛をかけたのなら、本妻が気がふれる前でなくてはいけませんが、その頃はこの女性はこの家の中には存在していなかったわけです。
では、誰がどんな理由で、いつ頃この雛人形に、細工をしたのでしょうか・・・・。
続きはメルマガで・・・・。
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Mahalo
先生、、気になりすぎます!
やゆよさま
続きはメルマガ配信よっ!
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クソヤバ。
智貴ちゃん
名家には色々あるんだよね〜。
BeBeさんの文章のテンポが良くて、帰宅する電車の中で、ブログもメルマガも一気に読みました。
あまりのおぞましさに、背筋がゾッとしました。
どうしましょう。
夜中一人でトイレに行けなくなりそうです。
みーやんさま
メルマガも見てくれたのね〜っ!!嬉しい〜♪
今夜トイレ行く時は八卦鏡を持って行きなさいっ!!(笑)
BeBe様、メルマガ入っててよかった。スゴ ! !
シモンさま
今後は、メルマガでのみレアネタ放出していきます(笑)