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野狗ふたたび・・・・。

Aloha

先日は鎌倉のお墓の監修を終わらせ、江ノ島のおしゃれな海岸線を通って、クライアント様のお家の風水監修にまいりました。
江ノ島って・・・テレビでしか見たことなかったんだけど・・・オシャンティーだったわ・・・。

あんなすっごい観光地に住んでたら、家に帰るだけでも大渋滞で大変だと思う。

大変といえば・・・最近風水監修だと思って行くと・・・地憑きの霊だったりとか、いわゆる野狗だったりとかに遭遇する機会が激増し、この1か月・・・至る所でご供養や祀りあげの作業を繰り返しています。

『風水監修って風水だけ見るんじゃないの?』ってよく聞かれるのですが、基本は風水だけ見るんですよ。
だって風水監修だから・・・。

でも私達は、『三峽九鳳山無極七玄宮』所属の現役の道士と乩士(霊媒)です。
日本全国探しても、この道士と乩士のハイブリッド風水監修って、他に類を見ないと思うんですよ・・・。

そもそも日本人の道教(タオイスト)信仰者ってとても少ないから、道士とか乩士(霊媒)って、映画の『霊幻道士』でしかみなさんご存知ないのでは?とか思うのですが・・・。

そんなレアキャラの私たちですから・・・風水監修といって呼ばれても、うっかり霊障物件とかに遭遇したら、当然レベルで対処が可能だったりするのですが、『そういう場合の追加料金ってどうなるんですかね?』ってよく聞かれるのですが・・・・。

霊障の類が発生した場合の、追加料金は一切頂きません。
だって、風水監修が仕事だから。

とはいえ・・・呼ばれて行ったら、思いっきり霊障物件だったりとかするので、出たとこ勝負感否めない感じです。

つい先日も・・・風水監修だけで済めばいいな・・・・と、思いながら目的地に向かったものの・・・。
道中、大炎上する車に遭遇したりとか・・・・。

いきなり有料のナビがバグって、横浜中華街でおろされて、ぐるぐる同じところを回らされたりとか・・・。

急に雲行きが怪しくなってきて豪雨になったりとか・・・(笑)

なんだかスムーズに目的地に着けなかったので、もしかして風水監修だけでは済まないのかな?って身構えていたら・・・・。

案の定ご供養が発生する案件でございました。

詳細は避けますが・・・。

積年の思いが詰まったモノには特別な念が宿ります。
そこで思念を抜き、故人の神上がりを祈り、心からのご供養をすると・・・これまで夢に出てこなかった故人が、ひょっこり夢で会いに来てくれたりするものです。
・・・・。

この日もやはりお目にかかったのは、家が建つ前この場所が沼地だった頃から、この土地を永きに渡り見守っていた野狗(やこ)さまでした。

古い情報をかき集めたのですが、明治時代以前の情報が掴めず曖昧になってしまいましたが・・・。

わたしの見立てだと、恐らくこの辺り一体の大地主だった〇〇さんが信仰していたのが、伏見のお稲荷様。
お稲荷様も神道系、仏教系とありますが、対象の土地から最も近いお稲荷様が伏見のお稲荷様という事もあり、戦前この辺りの畑や沼地を管轄していらっしゃったのが、伏見のお稲荷様だったのでは?と、推測いたします。

いつぞや大地主さんがいなくなり、後を継ぐ人間がいなかった事もあり、土地は一部藤沢市のものになったそうですが・・・。

かつては至る所にあった、小さな祠のお稲荷さん達は、土地の開発に引っ掛かり取り壊され、時が経ちその上に家が建ってます。というような状況に、なっているのだと思います。

かつての大地主さんが大切に敬った狐さん達は、お社を失い降る(くだる)石(御神体)や人形(憑代)がなくなり、手を合わせてくれる人も居なくなって、野良の狗(野狗)としてこの家に数匹残っていたようです。

この家の住人である、白い大きなワンちゃんと共に、野狗を集めてこれまでの非礼を詫び、あらためての祀り直しをお約束しました。

こういう話をすると、狐は怖いとか祟るとか・・・そういう事を言う方がいらっしゃいますが、野狗は立派な御眷属です。

大切にすると、思いがけない恩恵を授けてくださいます。

わたしは、祓うと言う事をしません・・・。
高級神霊の類の眷属を祓うなんて事が、人間如きにできるはずがないんです。

だから非礼を詫び、『今後はこのようなことがないよう、しっかりとお祀りするので、どうかお気持ちを鎮めて家主の後ろ背で御守りください。』と、一生懸命祈ります。

祈りが通ると、不思議と今度はその家が栄え始めます。

もうすぐ鬼月到来ですが・・・どうぞ皆さま、今年の鬼月もご無事にお過ごしくださいませ。

例年以上の霊と餓鬼がこの世にお戻りです・・・・。

POSTED COMMENT

  1. 名無し より:

    おはようございます!
    野狗さんの話、切ないですね。。。

    伏見稲荷にもビビさんのような霊能者の
    先生方が全国から修行に来られるのですが、
    皆さん口を揃えてキツネさんが減ったと
    言われます。

    伏見稲荷は「外国人が選ぶ人気の観光地」に
    6年以上一位に選ばれています。
    平日早朝から多国籍の外国人で賑わいます。

    しかもランニングに短パンにセッタに
    リュックにサングラスという、
    カジュアルを通り越した無礼な軽装です。
    神様が逃げ出したくなる気持ちも分かります。

    観光地化してしまった信仰の場。
    今のところ富士山と同じで
    誰も止められません。

    きっと行き場を無くした眷属さんたちが
    日本中に彷徨ってらっしゃるんでしょうね。
    気の毒に。。。

    何とかならないものかと
    気を揉むばかりです。

    長文失礼致しました。

    追伸、江ノ島の橋が今日から、
    22時から5時まで通行止めに
    なったそうですね。
    観光地ができることは
    規制しかないようです。

  2. ぽん より:

    単純な疑問ですが、祀られなくなり仕事が終わった眷属は使役主の神の元に何故帰らないんでしょう?
    伏見稲荷や豊川稲荷やその他、勧進元になった所に帰れば良いのに。
    三次元に住む人間より、多分五次元以上の世界に住んでる存在にとっては三次元での時間や空間を軽く超えられる筈で
    「祀られなくなったし仕事終わったし、帰ろっか」
    で、直ぐに帰れると思うんですけどね。
    会社でも営業先の仕事が終わった営業マンは当然帰社するでしょ?
    眷属さんは役目が終わったのになんで勧進元に帰社しないんですかね?
    BeBeさんはその件を眷属さんに訊いたことありますか?

  3. Be-Be より:

    ぽん さま

    こんにちは、この件かつて師匠にお尋ねしたことがあります。
    そして眷属さんにもお尋ねしたところ、納得の回答が戻りました(笑)
    ぽんさんなら本当はお気づきですよね?

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