Aloha
今年もお盆がやってまいりました・・・。
今年に入ってろくなことがないあたくしめですが・・・またしても、先日の九州地方の大雨によるトラブルに見舞われました。
今月10日・・・東京から、ちわわのうきわちゃんと姉の彩と博多への帰省を試みたものの、なぜかこの日に限って北九州地方が前代未聞の豪雨のため・・・新幹線が雨の影響で発車しないという惨事に遭遇。
うきわちゃんを連れて、東京駅に到着すると・・・駅の改札付近に人だかりが出来ていました・・・。
この時点では、新山口まで運行予定で、その後は雨の様子次第みたいなアナウンスだったので・・・新山口からなら、ローカル線に乗り換えて博多を目指せば何とかなるよね。
的な感じで、改札で待つ事1時間・・・・。
すると・・・雨がおさまったのか・・・運行開始のアナウンスが流れました。
待ってましたとばかりに、張り切って新幹線に乗り込み、お弁当を食べ始める無邪気なわたしたち・・・・。
しかし・・・待てど暮らせど発車しない・・・。
現在信号待ちをしています・・・信号が変わり次第発射いたします・・・と言うアナウンスが流れたり、熱海付近の雨量が規定を超えたため、待機していますと言うアナウンスが流れるばかりで、一向に発車しません。
お弁当なんかとっくの昔に食べ終わって、そろそろ一眠りしようかな・・・と思った矢先・・・。
『九州地方の豪雨により、広島からの折り返し運転となります・・・。』と言う、これまで聞いた事のない内容のアナウンスが流れた・・・。
え?広島?っ!!
さすがにチワワを連れて、広島で放り出されるとなるとえらいこっちゃ・・・・。
慌てて、新幹線を降りホームの駅員さんに状況を尋ねたものの・・・駅員さんもいろんな人の対応で疲れていたのでしょう・・・。すっごくめんどくさそうな顔で、改札で聞けと言われた・・・。
『うんうん・・・わかるよ・・・質問攻めって面倒だよね・・・。』
通常なら、腹が立つであろうこの駅員さんの不愉快な対応だが・・・。
ここ数日お盆や鬼月のトラブル処理で、24時間質問攻めに合っている身としては・・・痛いほど彼の気持ちが理解出来る。
『ありがとうございます!!改札で確認しますっ!!お疲れ様で〜す。』と、駅員さんに今年1番の笑顔でお礼を言って、改札へ行き払い戻しを行った・・・。
で・・・ここからがまた地獄・・・。
仕事の都合でどうしても、翌日の新幹線を抑えなければならないのに、『EX』(新幹線の予約サイト)が11分待ちとか、サーバーが繋がりませんとか・・・そんな感じになっていて、翌日の座席を抑えるどころか、サイトに入れやしねぇ・・・。
しかし・・・どんな時も冷静な姉の彩は・・・。
帰りのタクシーの車内で、11分とか15分待ちの画面を、気長に眺めている・・・。
基本的にポジティブかつ陽気な性格の姉の彩・・・。
デフォルトがネガティブで、趣味が切手集めやコックリさんという、陰気を地で行くあたくしめ・・・。
つくづく・・・陰陽のバランスがよく取れた姉妹でございます。(笑)
そんなこんなしているうちに、奇跡的にサイトに繋がり、座席を確保した私達は翌日の朝の便で博多を目指しました。
翌日も、遅延や運休などのトラブルはあったようですが、早朝の便を選んでいたので、無事に博多に到着出来、その日の仕事も飛ばさずに済みました・・・。
せっかくのお盆休みとはいえ、特にお盆に無理して移動する必要がない方は、この時期の移動とレジャーは控えた方が無難です。
何分にも、例年この時期に私のところには、お盆にまつわる怖い話が数件届きます。
では、気を取り直して(なんで?笑)お盆にまつわる怖い話をお届けしましょう。
ところで、皆さんはお盆休みはどのようにお過ごしですか? (言うても・・・もう最終日だが・・・。)
故郷に帰り、ご先祖様をお迎えするという方も、いらっしゃるかもしれませんね・・・。
お盆は、この世とあの世が最も近くなる期間と言われています。ご先祖様が帰ってくる喜ばしい時期であると同時に、ちょっとだけだけ・・・背筋が凍るような言い伝えも存在します。
『言い伝えその1』
お盆の時期に「海に入ってはいけない」という話を聞いたことはありませんか? これは単なる迷信と片付けるには、あまりにも多くの言い伝えが存在します。
1. 精霊流しと死者の魂
お盆の時期、地域によっては「精霊流し」が行われます。
これは、ご先祖様や亡くなった方の魂を送るための大切な儀式です。精霊流しで川や海に流された精霊船や灯篭は、魂をあの世へ送り届ける役割を担っています。
しかし、その魂がまだ完全にあの世へ戻りきっていない状態で海に入ると、「亡くなった方の魂に引っ張られる」と言われることがあります。
2. この時期に水難事故が増える理由
統計的に見ても、お盆の時期は水難事故が増える傾向にあると言われています。
これは、レジャーで海に出かける人が増えるためと説明されることが多いですが、昔から「お盆の時期の海には魔物が潜む」「見えない手に引っ張られる」といった話が語り継がれてきました。
スピリチュアルな観点からは、この時期はご先祖様だけでなく、様々な理由で亡くなった水辺の魂たちも、アクティブになると考えられています。
あの世とこの世の境界が曖昧になるため、彼らが現世に影響を与えやすくなる、と信じられているからです。
3. 供養と配慮
本来のお盆は、ご先祖様を供養し、感謝を捧げる期間です。
この大切な時期に、命の危険を伴うレジャーに興じることは、ご先祖様や霊界から戻ってきている霊魂への配慮に欠けるという考え方もあります。
また、海という場所が、古くから生と死、そして異界との繋がりを象徴する場所であったことも、この言い伝えに影響を与えているのかもしれません。
私の子供の時代のある夏の日のお話・・・。
お友達の家族に連れられて、海岸沿いでのBBQに出かけました。
今思えば、お盆の時期でだったのでしょう・・・家を出る時に、『遊びに行ってもいいけど、海には入るな!』と母親に強く言われた記憶があります。
しかし・・・海に来て、泳がないバカはいないよね・・・。と言うことで、私は当然母親の忠告なんてものは無視して、楽しく泳いでいる最中、急に足元から強い力で引っ張られるような感覚に襲われました。
足が藻に絡まったのかと思い・・・立ち泳ぎをしながら下を見ても何も見えません。
必死にもがいて岸に戻ろうと試みましたが・・・・右の足首を誰かが引っ張るような感覚があり、前に進むどころかどんどん身体が沈んでいきました。
子供時代からスイミングスクールに通っていた私は、泳ぎに自信があったのですが・・・どんなに足をバタつかせても・・・前に進まないんです・・・。
そうこうするうちに・・・私の身体はどんどん沖へと流されて行きました。
私の異変に気付いた友人の父親が、浮き輪を持って私の方に泳いでくるのが見えました・・・。
あぁ・・・よかった・・・もう少しだけ頑張ったら、おじちゃんが助けに来る・・・。
そう思った時、私の腰のあたりに何かが触れる感覚がしました・・・。
ふと水の中を見ると・・・私のお腹の辺りに白い手が見えます・・・・。
その白い手は、まるで私を抱き抱えるように、水面へと押し上げてくれるようでした・・・。
当時、私達が出掛けた海岸は、一般客で混み合う”海水浴場”ではなく、あまり人気のないエリアだったようで・・・。
もう少し発見が遅れていたら、私は確実に沈んでいたようです・・・(苦笑)
この時期に海や川辺の鉄砲水で溺れて亡くなった・・・と言う類の話はよく耳にしますが・・・。
溺れかけて、霊に助けられたという話は、あまり聞いたことはありませんよね・・・。
白い手が助けてくれた・・・あの日の奇妙な感覚は、今でも忘れられません・・・。
あっても無くても、別に構わないんだけど・・・この世には、私たちが知らない「見えない世界」が、本当に存在するのかもしれません。
お盆はご先祖様との大切な時間です。
お盆の時期に海に入るのが危険だという言い伝えは、ご先祖様への畏敬の念や、水辺で亡くなった方々への供養の意味合いがあるのかもしれませんが、もしお盆に海へ行く予定がある方は、これらの話を思い出して、いつも以上に注意を払ってレジャーを楽しんでください。

そして、ご先祖様への感謝を忘れずに、この時期はあえて静かに過ごすことも、お盆の過ごし方の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
Mahalo