フィリピン留学

なんでも願いを叶えてくれる神様に会いに行ったお話・・・。

Aloha

本日はフィリピンセブ島付近を通過する台風の影響で、学校が休校になりました。昨日も、台風に備えて、ピリオド9で授業が終了した為、放課後は引きこもり用の物資を買いに行きました。

本日のセブ島は大雨です・・・。

先週の金曜日は、フィリピンの祝日で授業がお休みだったので、セブ島の南部・シマラにある有名なパワースポット、シマラ教会(Simala Shrine)に行くことにしました。

『教会』といえば、昨年も教会巡りでお世話になったJIM先生。彼のサントニーニョへの情熱は、向かうところ敵なしです。

教会へ行くときは、必ずと言って良いほど、サントニーニョのご神像を抱えてきます・・・。

今回も期待を裏切らないJIM先生・・・。

フィリピンのセブ島にあるシマラ教会(Simala Shrine)は、「願いが叶う奇跡の教会」として知られる、フィリピン屈指のカトリック教会の巡礼地です。

その壮大でユニークな建築から、観光スポットとしても非常に人気があります。

小高い丘の上に建っており、中世ヨーロッパの城や大聖堂を思わせる荘厳なゴシック調の建築が最大の特徴です。その美しさから「アジアのサグラダファミリア」と呼ばれることもあります(現在も増築が続いています)。

この教会が有名になったきっかけは、建立された当初に「聖母マリア像が涙を流した」という現象や、修道士の祈りによってデング熱の流行が収束したという逸話など、数々の「奇跡」が起こったとされているためです。

セブ島の他の教会(サントニーニョ教会など)が、幼いキリスト像を崇拝するのに対し、シマラ教会ではイエス・キリストの母である聖母マリア(Mama Mary)を特に崇拝しています。

多くの信者が「願いが叶う」と信じてフィリピン全土から訪れる、強力なパワースポットで、教会の中には 願いが叶った人々からのお礼の手紙、国家試験合格証、治癒して不要になった松葉杖や車椅子などが展示されているコーナーがあり、信仰の深さを感じることができます。

 

ただし、そこへたどり着くのは、もはや小さな冒険でした。

通常だとGrabで行くことが多いのですが、今回はJim先生のお友達にFee(料金)とガソリン代をお支払いして、車で連れて行ってもらうことになりました。当日は、仕事の都合もあり、午前10時に学校を出発したのですが、セブ市内からの道のりは祝日の渋滞も相まって、片道なんと約4時間以上もかかってしまいました。(通常だと2時間程度)!

長時間移動の途中、Jim先生のお友達が連れて行ってくれたのは、現地の雰囲気が漂うローカルマーケットでした。

そこでいただいたランチが、また強烈なインパクト!メインは「レチョン」、つまりフィリピン名物の豚の丸焼きです。

パリパリの皮とジューシーな肉は最高なんですが、食事はなんと、手づかみスタイル。さすがに衛生面が気になる私に、そっと差し出されたのはビニール手袋。

こちらはライス・・・。見た目は日本のちまきみたいな感じなんだけど、中はただの味の無いご飯・・・。

「ビニール手袋をつけて手づかみで、脂ぎったレチョンとご飯を食べる」という、文明と野性がハイブリッドしたような体験。しかも、頼んだコーラのペットボトルが明らかに何者かに一度開封されている不自然さ・・・。

ペットボトルの使い回し・・・少々戸惑いましたが、美味しいポークと素朴なご飯の味が相まって、これはこれでサバイバル飯として最高でした!(手が汚れなくて済むビニール手袋の発明者に感謝!)

食後・・・車で走ること1時間・・・。

目的地に到着した瞬間、「ここ、本当にフィリピンなの!?」と叫びたくなるほどの、豪華絢爛な佇まい。そして、本物の「涙を流すマリア像」へお願い事をしました。

この日のセブは30度越え・・・。道中の苦行(渋滞と砂ぼこりと、夢に出てきそうな5ペソ払って使用する、悪夢のトイレと手袋レチョンランチ)を乗り越えた私を、マリア様は優しく見守ってくれているのだろう、と勝手に解釈しました。

祈りのキャンドルを奉納中・・・。

このキャンドル実は色によって祈りごとが分かれています・・・。ちなみに赤のキャンドルは『恋愛』なんだけど、売店に赤しかなかったので、赤を買いました・・・(苦笑)本当は健康運の青が欲しかったのですが、Jim先生曰くキャンドルの色に、そんなにこだわる必要はないらしい・・・。(ほんまか?)

心が清められ、体力をごっそり削られたところで、夕暮れに合わせて向かったのは…。

実は、ここでJim先生から「どうせなら10,000本の薔薇のライトアップも見て帰りたいでしょう?」と、半ば強制的な提案が発生・・・。私たち姉妹は正直なところ、暑さと砂ぼこりで疲労困憊でしたが、先生の熱意に押され、セブ屈指のロマンチックスポット「10,000 Roses Cafe」へ向かうことになりました。

一面に広がるのは、白く光る1万本のLEDローズ!まさにインスタ映えの極みです。

片道4時間の旅と教会巡りで疲弊しきった体には、この人工的な光景が妙に染みました。

「うわ〜、すごい…」と感嘆しつつ、実は心の中で思っていたこと。(これ偽物の薔薇やん・・・。)

せっかくだからと、この場所のレストランで夕飯をすることにしました。

昼も豚・・・夜も豚・・・・。

サラダの少ないフィリピンは・・・大抵の野菜は炒めた感じで出てくる・・・。

海辺のレストランだったので、ガーリックの海老さん。

麺類・・・。(実はこれ以外にご飯の大盛りもJIM先生が頼んでた・・・。)

揚げ物の二重苦・・・。

ピッチャーでやってきたウォーターメロンジュース・・・。(フィリピンでローカル系のレストランでのドリンクは注意が必要です・・・ジュースは問題なくても・・・氷がアウトだったりする。)

さらに週末は、留学生活の中の一大イベント!!クリスマスツリーの飾り付けを実行しました。

近所のカントリーモール(Ayalaモールと違ってかなりローカルなモール)にツリーを買いに行ったのですが、店員さんが「この、LEDライト最高だよ!ピカピカ!」と、猛烈に勧めてくれたライトも購入。

無事、部屋に飾ったツリーは、昼間はただの飾り物ですが、夜に電気がつくと、一気にテンションが上がります。しかし何分にも、台風の期間中は定期的に停電するし、この国の電力は不安定で、一度停電したらしばらく復旧しないとかザラなので・・・点灯できる時間は神の領域・・・。

そして本日・・・。台風の影響で学校は休校、もちろん、電気も定期的に絶たれます。

セブの停電は、ただ暗くなるだけではありません。廊下の緊急用のライトすら消えます。さらに、廊下は雨漏りで水浸し・・・暗闇から・・・ピチョン・・・ピチョンと水が滴る音が聞こえます。

湿気と熱気、異常な静けさ。どこからか「カサカサ…」という音が聞こえてくるだけで、全身の毛穴が開きます。

「この角を曲がったら、絶対リッカー(バイオハザードの敵)が出てくるやつやん・・・。」と、1人でバイオハザードごっこを楽しむあたくしめ・・・。

セブ島留学は、英語の勉強だけでなく、サバイバル能力と精神力を鍛える場所だと改めて実感した一日でした。

Mahalo

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